EOS 60Dは良い。
最近、キヤノンのデジタル一眼レフカメラEOS 60Dを購入し、少し遠出する時はいつも持ち出しています。
きっかけ
デジタル一眼レフは学生の時に研究室の備品で同じくキヤノンのEOS KISS X3があったのでちょくちょく使っており、「デジイチ、ええわぁ〜。」と当時から思っていた次第です。
最初はkiss X4(前出X3の後継モデル)を検討していました。購入を検討し始めた頃は最新モデルのX5が発売される直前でしたが、X4と比べて自分の求める性能であまり変更点がなかったので、それならモデルチェンジで値段が下がるであろうX4にしようと考えていました。
ところが、とある飲み会の席で、「デジタル一眼いいよねぇー、自分もX4考えているんだよねぇ〜」みたいなことを話したら、後輩が「今なら60Dが値下がりしてておススメです。ボディだけなら9万切ってますよ。」と言ってくれました。当時は自分の中ではデジタル一眼を買うなら入門機のEOS KISSシリーズだろうということしか頭にありませんでした。理由は主に値段です。KISSならダブルズームキット(普通のズームレンズと望遠ズームレンズの2本が付いて)6〜7万円、それ以上の値段を出す心積もりがありませんでした。
EOS KISSと60Dの違い
そして、60Dの事を聞いてからは、その情報を調べるうちに、KISSとはいろいろと異なる点があることがわかりました。以下、自分が60Dを購入するに至った違いです。(他にも違いはあります。)
- 操作面
- ジョグダイヤル
- バリアングル液晶(X5には付いています。)
- 上部液晶
- 耐久性
- シャッター耐久性(約10万回。kissは数万回らしい。)
- ある程度の防塵・防滴
- 持ちやすさ
- kissより大きい(人によりけり。特に女性はKISSの方が持ちやすいはず。軽いし。)
- その他
ボディ上部の液晶と各種ボタンでISO感度、シャッタースピードなどの変更、設定値の確認ができる。
このジョグダイヤルをグリグリ回して露光を変えたり、連写した画像をプレビューできたりする。
以上のように、細かい違いを探すとずいぶん違います。また、こういった違いがカメラのグレードの違いとなって値段に反映されているというわけですね。60Dは入門中級機という位置づけです。上級・高級機との違いとしては、映像素子のサイズという決定的な違いがあります。詳しくはWikipediaなどにとても詳しく載っています。
入門・中級機 | 上級・高級機 |
キヤノン→APS-C ニコン→FXフォーマット | キヤノン→35mmフルサイズ ニコン→DXフォーマット |
個人的には重さも「一眼レフカメラ持ってる」という気持ちになる適度な重さです。(持ったときの重さは本体よりも装着しているレンズの違いが大きいですが。。。)
ちなみに60Dのもう一つ上のグレードの機種にEOS 7Dというのがありますが、ビックカメラで展示されているものを持ったときは、個人的にはテンションの下がる重さでした。もちろんボディがマグネシウムでできていてとても頑丈であるという証拠ですが、60Dがあの重さだったら果たしていつも首からぶら下げて出かけているかなぁと思います。
私が購入したのは18-135mm中望遠ズームレンズが一本付属するレンズキットで10万円台でした。同じような値段で18-55mmのズームレンズと55-250mmの望遠ズームレンズの2本が付属するダブルズームレンズキット(KISSのダブルズームキットも同じレンズが付属)も売られています。
デジタル一眼ココが良い
・シャッターがすぐに切れること。カメラの電源を入れっぱなしにしていると、しばらくするとスリープしますが、シャッターボタンを押すと即座に立ち上がってシャッターが切れます。コンパクトデジカメやミラーレス一眼は電源を入れっぱなしにしているとあっという間にバッテリーが消耗します(学生の時に、これまた研究室にミラーレス一眼のオリンパスPEN E-P1があったのですが、あまりバッテリーの持ちがよくありませんでした)。かといって電源を切っている状態からでは立ち上がりが遅く、シャッターチャンスを逃してしまう場合もあります。
・すばやく被写体にズームできること。
これもコンパクトデジカメではモーター駆動でレンズが動くため、すばやく被写体に画角を合わせる事ができませんが、一眼レフカメラなら(これはミラーレス一眼でも一緒ですが)、手動ですばやく被写体にズームすることができます。
デジタル一眼ココがいまひとつ
・重い、かさばる、などはデジタル一眼カメラを買うなら自明なことで、それ以外の不満はあまりありません。一つあるのは、近くにある物を撮るのが苦手なことです。旅先で入った飲食店でいざテーブルの上にある料理を撮影しようとしても、被写体が近すぎてピントが合わない事がよくあります。まあ、これは被写体に寄れるレンズに交換すればよいのですが、自分はめんどくさいです。どこでも気軽に撮れるのはやっぱりコンパクトデジタルカメラか、最近ブームなミラーレス一眼カメラですね。